シロアリ被害とリフォームのススメ
シロアリがいる場合どんな症状がある?
「床を歩くとギシギシと音がする」、「ふすまやドアの開け閉めがスムーズにいかなくなった」こんな症状が出てきた場合、それはシロアリ被害が原因かもしれません。
シロアリ被害は古い住宅に多いイメージがありますが、その件数は火事被害のおよそ4倍と言われ、新築間もない住宅でも被害が多数報告されています。
目に見えないシロアリ被害は長年放置すると、住宅を建て替えなければならないほどの被害を受けてしまうことがあり、早めの対策が必要です。
こんな症状はシロアリのサインかもしれません
床や畳がブカブカする
シロアリ被害の進んだ住宅では、畳や床板がなんとなく、くぼむ感じを受けます。
また同様に、ふすまや障子、雨戸などの建付けもわるくなります。
床に木くずやフンのようなものが落ちている
シロアリは木材から飛び出す際に細かい木くずを排出します。 排出口は画鋲で穴をあけたような1mm程度のものから5mm程度のものまで様々です。
住宅から羽アリが大量に飛び出した
4月から7月にかけて、住宅から羽アリが大量に飛び出す光景を見かけたら、シロアリが巣をつくり住んでいる可能性が高いです。
シロアリ被害を受けやすい所
シロアリは日当たりが悪くて湿気が高い所を好みます。
自宅の中でも風通しの悪い所などには特に多く生息します。
自宅の中でいうとお風呂場やトイレ、キッチンなどのカビが発生しやすい場所です。
カビが発生しやすいという事は、湿気が多くジメジメしているという事です。
さらに雨漏りをしている家というのも気を付けなければなりません。
畳も好物ですので、和室も被害にあいやすい場所です。
玄関のかまちは、建物の構造上、床下にブロックを積んであり通気が悪く湿気がこもりやすいため、被害をうけることが多い場所です。
木材を栄養にするシロアリ
シロアリは約3万種類いる昆虫の中で、唯一木材を栄養にする昆虫です。
木材以外は餌にすることはありませんが、シロアリの移動の邪魔になる場合、 プラスチック、金属、コンクリート、ケーブルであっても噛み砕かれてしまう場合があります。
お米やじゃがいも、紙類や畳も栄養にします。
また、シロアリは見た目や生体がアリと似ている為アリという名前がついていますが、 系統的にはゴキブリに近い種類に分類されています。
シロアリの侵入経路は床下が9割
シロアリが羽アリとして飛んできて、家の中に侵入すると思われている方が多いですが、 実は9割が床下から侵入してきます。
シロアリは土の中に巣をつくり、働きアリが餌となる木材を求め広く徘徊します。
餌場となる家屋、木材を見つけると、その間に蟻道(ぎどう)と呼ばれるトンネルをつくり、 トンネル内を移動しながら餌を運び、巣を拡大していきます。
床下が土づくりの場合
床下の土の中や住宅の周囲に生息していたシロアリが、基礎や束柱に蟻道をつくり侵入してきます。
床下がコンクリート張りの場合
床下がコンクリートで覆われている構造でも、基礎や束石(つかいし)の境い目に、 0.6mm以上のひび割れや隙間が生じれば、シロアリはそこから侵入してきます。
玄関の場合
玄関は土壌と木部が近くシロアリが侵入しやすい環境です。 また、水を撒いての清掃は、わずかな隙間から水が土間の下に入り込み、 さらにシロアリが好む環境をつくる要因となってしまいます。
シロアリ被害チェック項目
チェック項目で3つ以上該当がある場合は、ご連絡ください。
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床下や畳を歩くとブカブカする。
壁や柱、及び外部モルタル、浴室タイルなどにヒビがある。
障子、ふすま、引き戸などの締りが悪くなった。
4~7月に住居から大量の羽アリが飛びだした。
浴室の敷居及び入口ドア枠の下部がフカフカになっている。
脱衣・洗面室の床が乗ると少し下がる。
玄関ドアの枠の下部が腐っている。
ゴキブリが多く出る。
黒い(赤い)小さなアリが出ている。
敷地内の土壌に直接触れている木材が腐れ、アリがいる。
近くに森や林がある。
風通しが悪くいつもジメジメしている。
門柱や垣根の支柱の根本が細くなっている。
今迄に浴室、洗面所、便器の敷居、ドアなどの取替えまたは改造をした。
基礎の高さが40cm以下である。
窓に結露が多く発生する。
昭和57(1982年)以前に建てた家である。
押し入れやクロス(壁紙)でカビを見たことがある。